「一言ご挨拶申し上げます。」

会長……菊池正光
 4月21日の総会の折に、皆様のご推挙により2期目の会長としてのスタートを切ることになりました。省みますと、何もわからぬまま、2年前に大役をお引き受けして無我夢中でやって参りました。
 人から与えられるのではなく、障害者自らが考え・企画・立案してみんなで行動して何でも挑戦して参りました。そして得られた結論は、勇気と知恵と想像力があれば、多くの人の賛同も得られ、何でも出来そうだと言う自信がついたことです。
 これからもユニークな企画と行動力でアピールして参りたいと思います。これから2年間私に出来る範囲内で、精一杯頑張りたいと思いますのでこれまで同様に、よろしくお願い申し上げます。

副会長……渡部秀行
 今年も引き続き、副会長を務めさせていただくことになりました。
地域に認められる会・団体でもありますので責任・役割を重く感じますが、皆さんと
一緒に自分のできる範囲で頑張りたいと思います。

副会長……五十嵐保雄
今年の役員改選で、恐れ多くも副会長になりました。
会計を長くやってきて、いくらかでも会の皆様の役に立ったかどうかわかりませんが、今は肩の荷をおろした感じで副会長の自覚がまだないのが困ります。
 私は、コミュニケーションが困難なのがネックになってなかなか積極的になれないところがありますが、2年間、頑張りたいと思います。
 会員の皆さんに、ひとつお願いがあります。話すときは、大きな声で少しゆっくり、はっきりした発音で話して下さい。こちらの努力だけではうまくコミュニケーションがとれません。よろしくお願いします。

事務局長…古市薫
 平成12年度定期総会が盛会のうちに終了し、今年度も事務局長として再任されました。 就きましては、今年度も会発展のために、会員各位の尚一層のご協力・ご指導を賜りますようお願いいたします。

会計………竹内宏典
 この度、会計をつとめさせて頂くことになりました。小さいころから、計算と小さい字を書くことが苦手な私でしたが、いつの間にか、仕事も、会の担当も苦手な方へすいよせられてしまっています。でも人の役に立てるのは、ありがたいことですので、楽しんでつとめさせていただく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

会計………大竹京子
 今年度、会計をやることになりました。
何も解らない私ですが、竹内さんと一緒なので一安心です。会員の皆様どうぞご協力よろしくお願い申し上げます。

事務局……独古啓子
引き続き、事務局のお手伝いをさせていただくことになりました。皆様に迷惑をかけないように頑張りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

事務局……熊田洋子
事務局担当として、焦らず無理せず出来る範囲で、協力して参りたいと思います。今年度も宜しくお願い申し上げます。

 障害者の明日を考える会では、今年から体験農場を始めました。(ちょっとオーバーかな・・)
 車椅子のままで気軽に畑に入れるように畑の真ん中に道をつくり、車椅子使用の方も植え付け、
 収穫作業が出来るようにと考えました。(会の目的のひとつである創意と工夫になるかな?) 
作物は、定番のじゃがいもをはじめ、さつまいも・かぼちゃ・そしてメロンに
スイカ・トウモロコシに枝豆……
じゃがいもの収穫のあとには白菜・大根と、会員の夢は果てしなく続きます。
収穫を夢見て…………
天敵のいるのも忘れて聞くところに依ると、天敵とは、虫にたぬきに鳥に笹熊?
そしてもうひとつ、それは湖水浴に来る人間だそうです。
どうか天敵さま、はじめて畑仕事をする私達に収穫の喜びを・ゆめを与えて下さいと祈るだけです。
しかし、これも何かの縁? みんなで作物を作り天敵も含めて、みんなで分け合う、
これもバリアフリー・ノーマライゼーション共存共栄の世界になるのかな・・・・?

とある土曜のひととき、北からの使者が訪れた。 話を聞くと新しい運動競技の布教活動とのこと。
その名は「ウイルチェアー・ラグビー」【Wheel cheir Rugby】以前「クワド・ラグビー」と呼ばれ、
1977年カナダで考案され、 1981年アメリカに上陸、その後各国に布教され日本にも1997年に
日本クアドラグビー連盟(現 ウイルチェアーラグビー連盟)が設立されている。
東北にも「S.ソニック宮城」が誕生、布教活動のために訪れたのこと。
 ルールは1チーム4人でバレーボールくらいの大きさの競技球を使用し、バスケットコートと同じ
広さのコートを使用する。 10秒に一度のドリブルをし、保持してからハーフラインを15秒以内に
通過して、エンドライン近くのゴールライン2輪が通過すれば、1得点となる。チームのメンバー構成は、障害の程度による7段階の持ち点制。コート上の4人の持ち点合計が8点以内でプレーする。
競技時間は1ピリオド8分間で4ピリオド行われる。
 競技の内容はただ「タックル」「タックル」「タックル」あるのみ。上の写真にあるようにカブトムシ【ボール運び用】とクワガタ【援護用】のような車椅子が存在し、車椅子同士がぶつかりあうのである。攻め側チームが、ボール運びを相手のタックルから援護し、ゴールへ導いてあげられるかということなのでしょうか・・・?

【連絡先】
宮城県 吉原光哉
岩手県 岩淵 鋼
福祉の現場での体験
会津若松市社会福祉協議会研修生(塩川町立塩川中学校教諭) 
                               横 田 康 平

私は平成11年10月1日から平成12年3月31日までの6ケ月間、教員体験研修として会津若松市社会福祉協議会で研修させていただきました。社会福祉協議会とは、社会福祉を行う非営利団体で、「みんなでささえ合うまちづくり」をテーマに、市民一人ひとりの福祉ニーズに対応し、誰もが安心して暮らせるまちづくりの実現をめざして活動している民間の組織です。地域福祉活動推進の中心的役割を果たしています。
 「福祉」を考えたとき、一個人のみならず、地域の住民で支え合って、みんなが安心して暮らせるまちづくりをしていくことが重要です。地域の中には子ども達や高齢者、障害をもつ人などがさまざまな人々が生活しており、みんなで支え合って住みやすい地域を作っていく必要があります。そこで社会福祉協議会では、次のようなことを主な事業としており、その活動範囲は幅広いものです。
@ 福祉活動の場づくりや仲間づくり(ボランティア活動)
A 地域福祉に携わる各種団体や機関との連携
B 具体的な福祉サービスの企画や実施
この研修期間に社会福祉協議会が運営している事業や各施設で体験・研修させていただきました。
 ホームヘルプサービス、訪問入浴サービス、老人福祉センター、へき地保育所、子供クラブ、天神ふれあいセンター、会津通園訓練センターたんぽぽ園、小規模作業所あいの里など、子ども達から高齢者、障害をもつ人とさまざまな人々と交流することができました。子ども達の素直で明るく、元気あふれる様子からそのすばらしい可能性を実感しました。高齢者の方々とは、人生の大先輩とお話をしてさまざまな知識や人生観というものを学びました。また障害をもつ方には、自分のハンディキャップをしっかりと受け止め、そのハンディキャップと上手に付き合っていること、そしてひとりの人間としてバリアをなくして生活することの大切さを教えていただきました。
この研修期間の中で、子ども達や高齢者の方など多くの方々と交流し、みなさんのお話を聞くということの大切さを感じました。相手の話を聞くことによって相手のことがわかり、それに共感でき、楽しい雰囲気が生まれてきます。相手を意識せず、自分を飾らず、ありのままの自分を見せることによって相手と少しずつ打ち解けられることに気づかされました。また福祉に携わる社会福祉協議会のみなさんは、支援や援助のしかたが上手であるのはもちろん、相手ができることはできるだけやってもらう「待つ」ということができる方々ばかりです。自分がすべてを援助してしまうのは簡単かもしれませんが、「待つ」というのはとても難しいことです。私も教員として生徒ができること、やろうとすることに対して「待つ」ことができるように、生徒の考えや活
動を生かせるように努めていきたいです。
最後に、この研修中に出合った多くの方々と社会福祉協議会の皆様に感謝申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

おめでとう 永井さん

2000年わたぼうし芸術祭に応募した永井さんの詩が入選しました。

永井さんは、郡山市に居を構えておりますが障害者の明日を考える会の趣旨に賛同し準会員として、協力しております。障害者の明日を考える会は、会津わたぼうし会より応募詩の選考委員の依頼を受け、副会長の五十嵐保雄さんが選考委員として出席しました。「共に創ろう ! ! 今日からそして明日から」をテーマに福島県内の身体に障害を持つ方とその家族からよせられた応募詩26篇の中から6篇が選ばれました。そのなかに、準会員の永井吉子さんの詩が見事入選を果たしました。
入選詩の内容については、平成12年10月9日(祝日)のわたぼうし芸術祭までのお楽しみといったところです。

障害者の明日を考える会 平成12年度の行事の紹介
                 読者の皆さん、今年もよろしく ! !

障害者の明日を考える会は、平成12年4月21日に、第7回通常総会を開き、今年度の事業が決まりました。
いづれの事業も、会の目的に添って自由な発想で創意と工夫をし、人と人との和、障壁のない心づくり、そして高齢者を含めた障害者にも優しい社会・町づくりの考えを根底におきながら、事業を行っていきたいと思っています。

今年度の事業は、下記のとおりです。

☆ 料理教室………6月25日(日)……献立はなーに?? 

☆ バリアフリー…………………………今年は、どこへいこうか!
                        何を見に行こうか思案中

☆ 講演会…………8月20日(日)……障害者と共に海外旅行へ 
                   
                   皆様のおいでをお待ちしております
☆ 懇談会…………………………………会津若松市関係機関等及び
                          会津若松市社会福祉協議会

☆ スポーツ………………………………スポーツをしていい汗ながそう  
                   さて!今年のスポーツは?? 
                               ボーリング・卓球 
                     それともショートテニスはたまたスキー??

  *その他に、目的達成のために必要な事業を行います。 

編集後記

暑い日々がつづき、夏を想わせる毎日ですが皆さんいかがお過ごしでしようか。今年の行事はもう次々と始まってます。健康に留意して頑張りましょう。
                          編集委員 渡部・熊田・竹内