Advanced Robotics Software Development
HECHIMA NET – From Everyday Life to Disaster Respons
なぜ、天糸瓜ネットがロボット開発をしているのか
2011年3月11日、東日本大震災と津波、そして福島第一原子力発電所事故。
マグニチュード9.0という観測史上最大級の地震と津波が東北地方を襲い、福島第一原発は深刻な損傷を受けました。
当時、私たちは「エンジニアリング企業」でありながら、目の前で起きている災害に対して、ほとんど何もできないという強い無力感を味わいました。

- 人が入れない高線量環境
- 先が見えない建屋内部
- 一刻を争う状況判断と作業
こうした現場に投入できるロボットは、当時ほとんど存在せず、
あったとしても「すぐに動かせる状態」ではないことが多かったのです。
この経験から、私たちはひとつの結論にたどり着きました。
「災害時に即時投入できるロボット」を用意するには、
平時から “社会の中で動き続けているロボット” が必要だ。
倉庫・工場・インフラ・まちの中で、
日常的に働いているロボットが、そのままの延長線上で
災害対応ロボットとしても機能する——。
それ以来、天糸瓜ネット(HECHIMA NET)は、
「社会実装」を命題に掲げながら災害対応ロボットの開発を続けてきました。
Our Mission
Research to Real World – 社会実装としてのロボティクス
私たちは、最先端の研究開発を行うと同時に、その成果が研究室や論文の中だけにとどまらずに
- 日々の仕事を楽にし
- 安心・安全を高め
- いざという時に人の命を守る
そんな 「使えるかたち」 で社会の中に根付くことを大切にしています。
最先端のロボット研究と、日常の暮らし・産業現場との橋渡し
この「社会実装」を軸に、
- 普段は人々の暮らしを支えるサービスロボットとして
- 非常時には災害対応ロボットとして
機能する「デュアルモード・ロボティクス」を追求しています。
Dual-Mode Robotics Concept
Everyday Service × Emergency Response
HECHIMA NET(天糸瓜ネット合同会社)が描くロボット像はシンプルです。
平常時(Everyday)
- 工場・プラント・インフラ設備の定期点検
- 倉庫や物流センターでの搬送・見回り
- オフィスビルや公共施設、商業施設での案内・警備・見守り
→ つまり、日々の生活と産業を静かに支える存在として、社会の中に溶け込んでいるロボット。
非常時(Emergency)
- 災害発生時、ソフトウェアの切り替えやモード変更により
そのまま災害対応ロボットとして投入可能なプラットフォーム - 被災地の状況把握・3Dマッピング
- 危険エリアでの探索・救助支援・インフラ状態の確認
→ 平時に培った信頼性と運用実績を、そのまま災害対応に活かすロボット。
この「Everyday × Emergency」の二面性を、
RT-Middleware(RTM)、ROS、ROS2 などの技術を軸に、
ソフトウェアとアーキテクチャの設計から実装まで支えていくのがHECHIMA NETの役割です。
Technology Stack & Expertise
RT-Middleware / OpenRTM-aist
RTミドルウェア(RTM)は、センサー・アクチュエータ・制御アルゴリズムなどのロボット機能要素をRTコンポーネントとしてモジュール化し、ネットワーク越しに組み合わせられるようにするための標準的なミドルウェアです。
- OpenRTM-aist に基づくシステム設計
- RTコンポーネントの設計・実装
- 既存 RTM 資産との連携・統合
といった RTM ベースのロボットシステムに対応できます。
ROS / ROS2
ROS / ROS2 は、世界的に広く利用されているオープンソースのロボットミドルウェアであり、
センサドライバからナビゲーション、SLAM まで豊富なライブラリとツールを備えています。
特に ROS2 では、
- DDS による分散通信
- QoS 設計による信頼性・遅延特性のチューニング
- マルチノード/マルチマシン構成
などの機能により、産業・社会インフラ向けロボットへの適用が進んでいます。
HECHIMA NET は、
- ROS1 → ROS2 への移行支援
- ROS / ROS2 ノード・スタック開発
- DDS / QoS を含む分散アーキテクチャ設計
- RTM と ROS / ROS2 のブリッジ構成
といった ミドルウェア横断のソフトウェア開発を提供します。
What We Do
Robotics Software Engineering Services
1. ソフトウェアアーキテクチャ設計
- RTM / ROS / ROS2 を前提としたアーキテクチャ設計
- モジュール分割・インターフェース定義
- 量産・海外展開も視野に入れた拡張性・保守性の設計
2. 自律・遠隔操作・協調制御
- 自律走行・経路計画・ナビゲーション
- テレオペレーション UI / 通信設計
- 複数ロボットの協調制御・タスクアロケーション
- フェイルセーフ/フェイルオペレーショナル設計
3. センシング・マッピング・認識
- LiDAR / 3D カメラ / 放射線センサなどのドライバ実装
- SLAM・環境マッピング・自己位置推定パイプライン構築
- 障害物検出・経路計画との統合
4. シミュレーション・テスト
- ROS / ROS2 ベースのシミュレーション環境構築
- デジタルツインとの連携設計
- シナリオベースの自動テスト・回帰テストパイプライン
5. 社会実装フェーズの伴走
- UI/UX や保守・運用体制を含めた「製品化」支援
- 実証実験フィールドでの運用支援・ログ解析
- 現場運用を前提にしたログ収集・監視・アップデート設計
Application Domains
- 災害対応ロボット(原子力災害・自然災害・危険環境)
- プラント・インフラ点検ロボット
- 物流・搬送ロボット(AGV / AMR)
- サービスロボット・医療/介護支援ロボット
- 研究開発用プラットフォームロボット
「ハードウェアはあるが、ソフトウェアとアーキテクチャを一緒に考えてくれるパートナーが欲しい」
というケースで特に力を発揮します。
Partnerships & Ecosystem
Isaac & University of Aizu
HECHIMA NET のロボット開発は、
単独ではなく、パートナーとの連携によって磨かれてきました。
株式会社アイザックとの連携
- 福島第一原子力発電所の廃炉作業に投入された遠隔操作ロボット開発に参画
- 高線量・狭隘・長期運用という厳しい制約下でのロボットソフトウェア・システム設計を経験
会津大学との連携
- ロボティクス・ICT 分野に強みを持つ会津大学の研究チームと協働し、
災害対応ロボットやフィールドロボティクスのプロジェクトに参加 - 研究側の最先端知見と、HECHIMA NET の社会実装志向のエンジニアリングを組み合わせ、
実機ベースの PoC や実証実験へつなげていく役割を担っています。
このように、
「研究最前線」と「現場実装」をつなぐハブであることが、
HECHIMA NET の大きな特徴です。
Collaboration Models
- 大学・研究機関の 共同研究/PoC ロボット開発パートナー
- メーカー・プラント企業の 実証機・試作機開発パートナー
- ロボティクススタートアップの 0→1 / 1→10 フェーズ伴走パートナー
既存プロジェクトの一部機能だけの実装委託から、
アーキテクチャ設計を含めた長期的な共同開発まで、柔軟に対応します。
Let’s Talk
From Lab to Life – and Ready for Disasters.
- RTM / ROS / ROS2 を前提にした新規ロボット開発
- 研究プロトタイプの社会実装・製品化
- 「平時はサービスロボット/非常時は災害対応ロボット」というデュアルモード構想
- 福島第一級の信頼性・安全性が求められるミッション
こうしたテーマに共鳴していただけるパートナーを、
HECHIMA NET(天糸瓜ネット合同会社)は常に歓迎しています。



